chikyu Bijo Nendaiki

女性美を医学的・性愛学的・九星占術の視点で追究します。

★セカンドラブ(フレグランスの恋からの抜粋)sample視聴購読無料作品

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↓あらすじsample



<第二章から抜粋>

 夢の中では亜希子は七色に輝くやわらかな絨毯の雲に乗っていた。ディズニーの描画の世界には入り込んだような感覚で、島の風景を見ている自分が見えていた。
 そこはある小さな独立した楽園のようでもあった。いつの間にか小高い丘の上に立っている。立ちすくんでいるところは、島の端の方である。
 ダリやワイエスの絵に似た世界がそこにはあった。亜希子は至るところで清楚な妖気が周りに漂っているのを感じた。
 島の両側には白桃色の渓谷が、芳香な清水を湧き出している。
 その突き当たりには新緑の森があり、岩山の中には赤い生物が潜んでいる。亜希子は流れ出る白い激流に眼を奪われている。
 そこを上り詰めていくと、広い扇状地のような草原に出ていた。その草原からは巨大な二つの山が見えている。頂きには赤くて円形状の建物がピンクの絨毯を敷き詰めてそびえ立っていた。
 その建物は青白い淑音を奏でていて、山の麓まで湧水を不規則に流下させている。
 亜希子は、その大地の中からの甘美なざわめきを耳にしていた。山の向こう側にはこのゾーンを支配する強じんな女神が住んでいるという伝説を信じている。
 何億年という遥か昔イグアノドンのDNAの一部からすでに譲り受けていたような気もしていた。
 亜希子はその征服者の存在を確かめてみたいという焦燥の想いに駆られている。
 亜希子は早速その地を目指した。最初のなだらかな渓谷は何とか越えることができそうだった。そこからは起伏のある山脈がジャングル・グリーンの森で支配されている。
 途中で道に迷ったらしい。亜希子は食糧は持ち合わせていない。喉の乾きがすこしずつ限界に近づいてくるのを感じている。少し歩いた。音が聞こえてくる。ローズウッドの岩山が叫んでいるように見えた。
 そっと覗いてみた。その柔らかな塊は縦に長い菱形状でできている。大人が三人はいれる程の穴が二つほど並んでいて、中央上部には大きな生き物のような軟体動物が優しそうに亜希子をとらえた。
 そのアメーバ状の生き物は高貴な舞いを誇示している。亜希子は歩けなくなるほど喉が乾いていた。デッドロック状態になった。
 やっとその軟体動物からでている半透明の白い水をむさぼる。量が足りないので亜希子は再度それを手にとり舐め回しながら吸い尽くす。突然、芳香が周りの風景を変えた。
 大地が揺れ動く。岩漿の響きが空のかなたへ翔ぶ。
 振動がおさまった。亜希子はようやくそのエリアを通り抜ける。
 やっと野原にでる。広い庭園がある。そこでは若くて美しいシスターたちがいた。白人・黒人・日本人・中東人。多くの子供たちと遊んでいる光景を目にしていた。誰もが大きな帽子を纏っている。
 彼女らの顔の判別はできそうにもない。シスターたちは子供たちがお腹がすいたというので、汚れのない豊かな白い胸をあらわにして、甘い香りのする緋色の乳頭を淑やかにくわえさせていた。
 その栄養をもらった子供たちの体内。確かに流れ出ていくのがエックス線写真のように鮮明に見える。
 亜希子はその養分が少しずつ人間の形になっていくのをじっとみていた。
 そのかたちは真理亜の姿に変身していた。時間が激しく曲がって回りに回る。
『もういい加減にしてよ。なんなのこれは。夢なのかしら?真理亜、はやく私を助けて。お願い。私はそんなの観たくないわ』) 
「おかえり」 
 亜希子は半眠状態で真理亜の名を小声で呼んだ。バスルームには真理亜の影があった
 それは夢ではなかった。
 亜希子は胸の奥が震えた。真理亜の姿がパノラマの映画のように亜希子に迫ってきていたからだ。現実のスィートスポットだ。
 熟睡後の清涼感が亜希子にはあった。
 湯舟の鏡面に映える清澄な真理亜の肢体に酔いしれていた。
 彼女は寂莫な想いに駆られている真理亜を眺めていた。
 レモンの香りがその周りに無数の小惑星のように漂っている。亜希子は嬉しくて青い空に飛んでいきたい気分になった。
 亜希子はそっとバスルームに入る。
 真理亜は大きな胸を両手で押えた。完璧に身構える。
「だれ?」
「だれでしょ?」
「亜希子?」
「違うね」
「いじわるね」
「びっくりした?」
「・・・・うん。少しね」
「ごめんね。ゼミ休んじゃった。モデルのあと疲れちゃって・・・」
「わたしもよ。順子と銀座」
「なんだ」
 しばらく沈黙の時間が続く。何かを確認しあうように激しくお互いを見つめあう。温かい接吻が昨夜のようにリメイクされる。
 セミヌードの亜希子はシャワーのしぶきを胸に当てた。シルクの下着で被われた上半身が温水で濡れる。
 突出した芸術的な胸部が摩天楼のようにそびえる。胸から両肩までのかたちが真理亜の前であらわになる。写真で拡大すれば芸術作品にもなる。
「今度写真撮ろう・・・・」
 亜希子がねだる。
「そうね。でも普通のはダメよ」
「じゃ、デジカメは?パソコンだったら自由にみれるでしょ?」
「きまり。今度、買いにいこう・・・」
「ねぇ、きて・・・」 
 亜希子は両手で自分の双丘を真理亜の摩天楼に不意打ちをかける。
 ぬれたシルクで覆われた乳房と裸身の乳房が不思議なムーブメントをつくる。二人は美しい光景だと思った。
 亜希子の指がいつの間にか彼女の肢体の中心に潜入していた。猖獗と慰謝の同居する幻覚の世界・・・
「すこし痛い。でも・・・やめないで」
「もうはじまるのかしら」
「いやだね・・・」
「しばらくガマン?」
「そう・・・・」
 二人は切望の嵐が目の前を通りすぎていくのをおぼえた。
「こんどは、脚にきて・・・」
 亜希子はまた指を差す。
 真理亜は亜希子の肉付きのよいふくらはぎに接吻をする。口で風をつくる。
 亜希子がケイレンしている。かすれた声で「真・理・亜・・・・・・」
 真理亜は亜希子の第三の弱点をみた。
「亜希子。だいじょぶ?」
「分からない・・・・」
 今度は膝から足の先端まで激しく風を起こす。亜希子は必死に堪えながら真理亜の耳たぶを口に含んだ。真理亜の攻撃が止んだ。  真理亜は防戦体制に入ろうとしている。ようすがおかしい。
「感じる?」
「・・・・・」
 亜希子がたずねても返事がないのだ。
 真理亜の声がかすかに出ているが判読不可能だ。うなずくのが精一杯なのだ。亜希子も真理亜の第三番目の弱点を発見する。
 真理亜の滑らかな背中を擦る。
「どうしたのかしら・・・」
「さぁ・・・」
「今度いじわるしたら・・・・」
 真理亜が珍しくせつなく言う。
「感じたんだ・・・・」
「バカね・・・」
 真理亜と亜希子は物理的な交接というものとは無縁だった。紅涙は果てしなく求めあうものだという確信を得ていたからだ。
 真理亜の体の中心から湧き出る水。
 隆起した胸の先端から舞い散る透明な汗。 その全てを受けとめた亜希子は自分の体を洗うように優艶に自身の乳房を揉み研いでいる。
 時折振動を加え合うと二人の胸の山頂の赤い実が円形状の乳輪のなかで勢いを加速し肥大化していった。
 その実は征服欲に育まれた舌端の触感で次第に成長していく。二人は肌色の堰で絡み合い、互いの口唇と恥丘に話しかけようとしていた。
 彼女たちは、幸福の嵐が猛烈な津波の速度に乗って近づいてくるのを感じていた。
 二人は俗世から守られた安全地帯にいた。 シャワーが全開になる。行為の痕跡を消し去る。
 美しい記憶だけが積み重なっていく。
「ごめんね」
 亜希子は真理亜にフェイント攻撃をしたバツの悪さに嫌悪している。そのそぶりをした企みに真理亜は微笑む。
「こいつめ・・・・・・」
「あしたは行かないと。ゼミ・・・」
「わたしも。あと一日で区切りがいいから。でも、もう始まったみたい。胸が張れて痛むから。あなたも気をつけてね。あとでメールしよう。あの子たちに悪いから」


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