chikyu Bijo Nendaiki

女性美を医学的・性愛学的・九星占術の視点で追究します。

★紅涙の風景(抜粋:無料sample)


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<第一章からの抜粋>


 僕は原稿を書くノートパソコン以外にはうといのである。街や電車では、誰もがケータイと睨めっこの光景が目立つようになって久しい。 僕には異様に見えている。逆にその人の行為には面白さを感じることもある。ケータイには監視的な役割もあるように僕には思える。刑事事件では、メールの交換データが解決への糸口になるという。全ての通信傍受は知らないところで捉まれている。ケータイが便利そうでも、僕は監視されるのが厭なのである。ケータイはそのうち、人間の行動全てを把握するようになる。プライバシーなどは全てなくなり、地球の周り全てが丸い檻となる。それは動物探査機の役目も果たすだろう。僕はデジタル社会は格別便利だとは思っていない。
人はアナログ志向が一番いいと思っている。このところ、IT社会の弊害も目立つようになった。望月はお前の考え過ぎだよ、ばかばかしい、そんなこと考えたって一文にもなりゃしないぜ、などと口を酸っぱくして言われたばかりだ。でも僕には、どうしてもケータイはわずらわしいのだ。持っていても、いまだに使うのを躊躇している。
 後日、僕は気が進まないが、望月の家へ美弥子とお忍びで行く予定を組んでいる。
美弥子の人気は、今のところ安泰のようだ。レギュラーは週に五本はある。
後輩たちにとっては憧れのキャスターである。美弥子は、アイドル歌手の西田アンナとペアを組むようになっていた。
 デビュー当時、沖縄生まれのアンナは薄幸を売り物にしていた。沖縄基地の黒人米兵と日本人の母をもつアンナは、その癒し風の美貌と豊潤な体で若者を魅了していた。アンナの父は今では出世して、本土のペンタゴンに勤務している。母も渡米している。アンナは時々会いに行くという。彼女は米国プレイボーイ誌のプレイメイトガールになったほどである。体つきは美弥子とあまり差がない。
 アンナは僕より二歳若いが、当時は男たちのオナペットとして、一世を風靡していた。僕も彼女に、はまっていたその一人である。自慰は痛くなるまで繰り返していた記憶がある。僕が美弥子と関係する少し前のことだ。
 アンナは突然アイドルを引退し、都内の私立大学に身を隠した。それまで芸能スクープの餌食の毎日であったが。四年間の沈黙の後、米国に留学。留学中は男性誌のモデルもつとめていた。三年前に帰国し、報道キャスターとして再出発している。まだ、独身である。僕には洗練された彼女が眩しく映っていた。   
 近頃は美弥子との同性愛が女性雑誌で、取りざたされている。それほど互いに惹かれあっているようだ。噂だけが独り歩きする。取材は憶測だけの虚構の世界を作る。
 美弥子とアンナのことは、事実かどうかは僕には分からない。美弥子はそのことは、僕には話さない。興味はあるが僕には干渉する気はない。
 美弥子が部屋を出てから、僕はテレビをつけっぱなしで寝ていたようだ。
 早朝の六時だというのに、美弥子の体力にはいつも驚かされる。
未明の三時頃には、僕は美弥子の悩ましい胸や股間に顔を埋めていた。僕は美弥子と一体になっていた。
 女に犯される快感。女に攻められる幸福感。今の僕は女を無償で支援するために生きている。ぐうたらなヒモ男だ。それに近頃は、夢想と一時的な記憶の喪失をなんとなく覚えるようになった。都合の悪い事は忘れるようになった。曜日の感覚もおぼろげになる。睡眠不足が長く続いているせいだろう。
 女に虐げられ、そして女を癒す。男なのに女になりたい願望。男としての欲情。壊れかかったアンバランスな感覚。特異な性器の存在。それが僕の基本になっていた。マゾヒストの最たるものだ。僕はそう思っている。思っているというよりも、そう感じるしか今は術がないのである。
 水泳で鍛えられた彼女の肉体は、衰えるどころか日増しに逞しさを誇示していた。どこからそういう女の精力が出てくるのかは、僕には理解出来なかった。
 美弥子は三十五歳になった。僕とは中学から大学の途中まで一緒であった。
 彼女の肌の艶やかさ。奔放な性格。情欲を生ませる清潔感。健康的な肢体。長い黒髪。白い肌。大きな胸。美形で上品な顔立ち。若い娘たちとは遜色がない。昨夜の彼女はそれを証明していた。
「大介。私って、人面獣心なのかしら?」
「何だよ、それ…」
「いま、私、獣になっているの…」
 僕は美弥子の言った意味を察していた。
 僕の舌は、いつものように、美弥子の恥丘を目がけていた。TV局の隣にある高層階のホテルでは、同業者の客が多い。
タレントや業界人の唯一の隠れ家となっている。
「大介のそれを貰ってから、仕事に行くわ。だから思いきり私を突いてきて。そうじゃないと私。駄目になりそう。私、今日一日、生きていけないような気がするの。お願い。無理を言ってゴメンね」
 僕は美弥子に頼まれれば、断わるということは出来ない。女の涙には弱い。
「大介。お願い、急いでちょうだい。刺激が欲しいの。後ろからお願い。ほんとに後ろからだけよ。上と下両方にしてね。でも、今日、前は駄目よ。時間がないの。したいだろうけど。ゴメンネ…」
顔立ちからは想像できない口振りである。美弥子は自分の胸の膨らみを指差した。美弥子は、自虐的になる自分によく陶酔をする。
「うん、わかった…」
 美弥子はすぐ四つん這いになった。ベッドのシーツは、豊かな乳房に押し付けられた。美弥子の顔と両腕が乳房の膨らみで宙に浮く。
美弥子の手慣れた自慰で、すでに膣の中は濡れていた。僕を受け入れる準備は万全の様だった。美弥子は後ろからお願いと執拗に要求してくる。
 僕は、美弥子に忠告をした。
「美弥子、いいのかい?今日は普通にしたら?」
といったが、美弥子は
「何を言ってるの。私、壊れてもいいぐらいなの。なんでもいいから、
早く、早くして」
と美弥子は譲らない。声を荒立ててきた。
「痛くなったら遠慮なく言うんだよ…」
美弥子は相づちを打った。
美弥子は後位でのアヌスでの痛さは、一度で懲ているはずだ。膣への挿入ならともかく、別のところとなると話は違う。
僕だってアヌスはあまり好きではない。だが、美弥子の大きな尻の塊は情欲を生んでいた。僕はたまらず美弥子のお尻に顔を寄せた。美弥子の香り。
 僕は彼女の要求通りにした。
僕の太い鋼鉄は美弥子の膣の中に深く侵入した。
美弥子はぐんぐん声を荒くしていった。美弥子の腰が痙攣をはじめた。
「大丈夫?」
僕は美弥子にささやいた。美弥子は無言で耐えていた。美弥子は、
「あそこにも…」
と言った。僕はそれを抜いて、アヌスにも一度だけ挿入した。
美弥子は我慢が限界のようだった。僕の大きさではやはり危険に思えた。美弥子の体は必ず壊れる。僕は察知して、それをまた通常の位置に戻した。
 美弥子は捨て身で、侵入した先頭部を膣で締めつけた。僕も痛いと声をあげた。激しく吐く息。オルガムスが美弥子を支配していた。僕の白い液が美弥子のなかに激流する。しばらくして、それが交接部の入り口まで逆流していた。
それでも固い鋼鉄は、凄まじい往復運動で、激しく美弥子の局部を突きに突いた。美弥子はイク時はいつも無言であえぐ。首を振りながら放心する。女はオルガムスを感じる時には、余裕のある言葉は吐かない。美弥子はギリギリまで眠りつづけた。
 美弥子とのこういう関係は十代から続いている。共に絶頂を極めるのは難しい。美弥子は僕が彼女の一部だと錯覚している。僕自身もそう思っている。僕もそうだが、彼女も思い込みが激しい。女は勝ち気な性格でないと、この世界ではなかなか生き残れない。

mv41211-ローな1
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