chikyu Bijo Nendaiki

女性美を医学的・性愛学的・九星占術の視点で追究します。

★長編官能浪漫小説:抜粋sample

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<某官能長編小説:第一章:抜粋>


 貴子を虜にする早雲の魅力はどこにあるのだろうか。自問自答しながら思い巡らせていた。あの七十五歳にしては信じられないほどのあの肉体。華麗なテクニック。やさしいささやき。経済力。野心。他の女たちも彼に引かれるのもわからないではない。
 光夫とのセックスレスも絵美の出産以来続いている。早雲には五十代のころ先代夫人を病気で亡くしている。いまでは貴子を含め五人の女が取り囲む。間にもうけた子は十人にも上る。生活や愛情はこれまで平等を通してきているようだった。貴子と関係を持つまではそうであった。
 あれ以来、他の四人の女達の結束が堅くなったようだ。バランスが崩れたのだ。遺産相続への彼女たちの思惑がジェラシーで埋め尽くされている。貴子にはそう思えた。
 屋上のスイートルームに入った。貴子と早雲専用の部屋だ。だれも入れない。およそ百坪はあるだろう。四十畳のリビング。部屋は五室ある。大理石仕様のバスルーム。十畳はある。貴子のいない時は金髪の若い美女がよく来るようだ。モデルらしい。名はあえて聞かないことにしている。包容力のある女とみられたいからだ。だが、今日は早雲といっしょにくるらしい。それで、貴子はくるときから妙に落ち着かなかったのである。
 コッコッとノックの音がする。
 早雲と女があらわれた。彼女も事のいきさつを知っているらしく日本語もうまい。身元は早雲しか知らない。
 早雲は派手な旅行客の変装をしていた。五十歳代にはみえる。光夫も案外変っていたが格がちがう。年がいもなくちゃめっ気があてしかもダンディーとくる。見かけはいい。たしかにもてるわけだ。
「ハウ ドゥユドゥ。ナイスミーチュー。
 ハジメマシテ」
「しばらくだったな」
「ええ。そうね」
 早雲には貴子の控えめな清楚さがいたって気に入っていた。男の欲情をそそるのだ。
「ワタシ、リンダ・クラーク。
 ヨロシクネ」
「貴子です」
 名前しかいえない事情もある。
 元大学講師ののリンダはハーバード出のインテリである。いまは高級クラブでダンサーをしているらしい。なぜこのようなところにいるか貴子には理解できない。早雲にはなぜか彼女のいいなりになるところがある。わけがありそうだ。早雲と同じ百八十センチ丈のグラマラスな肢体は貴子の比ではない。
 貴子とリンダは早雲の差し出したジンフィーズを飲みほした。気がつくとリンダの眩しい肢体は、腰のくびきまで伸びた金髪といっしょに貴子の身体をしっかりと突いていた。貴子の身体の中がとろけだしてくる。二人の眼の奥底から炎がともった。意識がぼやけている。リンダと貴子は激しく目配せをする。 早雲はさきにシャワーを浴びて大型のをウォーターベッドで横になり遠くの海を眺めている。リンダは貴子のドレスをはぎ取る。貴子のジョーンブリアンの肌は三十代半ばにしては若い。脚線美はリンダのしなやかさとは違う存在感があった。白と薄桃色の裸体が交錯している。
 リンダはその薬には、かなりなれているようだった。
「ビヤクヨ」
「媚薬?」
「ソウ」
二人でシャワー室にはいった。
「おねがい、ゆるして」
「ダイジョブ。ダイジョブヨ タカコ」
リンダも貴子も理性はすでになかった。貴子は思いきりリンダの胸を揉みしだいた。マシュマロのような感覚。リンダは貴子の中心に指を構えた。貴子の張りつめた柔らかな声がリンダをつつむ。広いバスルームで二人は横になった。気持ちの良いシャワーが四方から祝福している。
 早雲は二人の餌食になっていた。両手と両足をヒモで縛られた。早雲が望んだことだったのだ。貴子は今何をしようとしているのかわからない。普通の自分にはもどれない。いやこれが普通の自分なのかもと言えなくはない。不安だった。
「オーッ」
 早雲の悲鳴がとどろく。リンダのムチが大男の胸板を急襲した。そして、腕や足。モニュメントはその都度大きく揺れ影を誘う。
 リンダのサディズムは増幅している。早雲のマゾヒズムも加速している。貴子は早雲の弱い一面をみて安心している自分が怖くなっていた。
 ものすごい音がルームにひびきわたる。
 早雲は失神状態にいた。そのモニュメントは見事な超高層ビルの高さを誇示している。 合体は突然リンダの郷愁を誘った。じっとそれを見つめながら生まれ故郷の摩天楼の街並みを思い出している。二十歳の頃のフィアンセとの突然の別れがそうさせているのか。いまでもあの湾岸戦争への憎悪がそうさせるのか。なぜ志願したの・・・・マイケルとの死別がリンダの未来をすっかり変えてしまっていたのだ。熱気が広いルームの隅々までゆきわたる。それぞれの肌の色が美しい。リンダのパール色の肢体と腰のくびきまで伸びた金髪。貴子の淡い薄桃色の肌。くり色の髪。大男の小麦色のたくましい身体とモニュメント。リンダの胸が貴子の恥丘と背中を駆け巡る。美しい日本人女性へのコンプレックスがリンダを襲った。ときおり解き放たれる高貴な香りがたまらないのだ。貴子はリンダに逆襲する。早雲のモニュメントによじ登り身体の真ん中にそれを迎えた。リンダが倒そうとしても反動で元どおりになる。もう一度というのでしかたなく貴子はポジションを譲る。早雲はこの二人の天使たちのいたずらには平気のようであった。過激な老人の力は度を越えている。
 いつの間にか朝になり、貴子はリンダがいないことに気がついた。正気にもどったようだ。わけは分からないが、去っていったようだ。早雲を問い詰めるのはよすことにした。


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